詩:Winkers

売れたBand

orchestraを従えて


売れたpoet

手当たり次第あい掛けして


売れたBand

足し算の音楽

Behindなら、忘れた


売れたPoet

掛け算の言葉

いつか仏像を彫るように紡いだそれなら、忘れた


Charm Pointの毒牙を抜かれて

国営放送で笑う彼を見かけて

愛玩動物への転生も悪くないかもな)


自らを縛るRopeに弛緩したら止めどない

だからもうケツまくるしかなかった

その時の遠吠えを馬鹿がRockだと言うから_



詩人は半ば壊れたスマートフォンでこれを書くから誤変換・誤出力される文字に翻弄される

公私ともに上手く話せない生活そのものだな

「あわわわわ」とそのまま場面に置き去りにされるのは即身仏

にはなれなかった逃げ出し燃やされた生焼け者の成れの果て


三つ同じコーヒーの並ぶ自販機で、

かれこれ二週間も二回に一回ボタンを押しては出ないを繰り返し割を食っている

にも関わらず、文句だけ言ってその後も何度でも買うのをやめない何一つ変わろうともしない馬鹿みたい


連休前、殺気すら漂う満員銀行の隣で、駄菓子屋のばあちゃんは挙手群からは離れるようにひっそりとツツジの晩春に向かって笑いかけていた


刹那の風景、その美しさを分かち合う余白の無い生活は、ガソリン残量を気にしながら進むウィンカーに突き飛ばされていった



売れぬpoet

手当たり次第あふれ出して


売れぬpoet

切り売りの人生

Behindなら擦り切れた


元Poet

永遠に無言

いつか仏像を彫るように紡いだそれも、捨ててしまうの