人間

このせかいで、「誰かの為に」と言うのは、あまりに難しい。けれど、「自分の為に」と言う時に生まれる外野の声なら引き受けていける。

せかいの中で取るに足らない存在であること、即座に返答できないこと。そういったえいえんの苦しみから、何とか抜け出して、自分の人生を生きることを目指そうとすること。尊いこと。それは、詩に関与し続ける理由の一つ。

「自分の為に」が「誰かの為に」になることもあるか。それはわからない。

でも、強欲でも何でもなく、とにかく自分の命を全うしようと目指すときの、人間のひたむきさを信じたいと思う。