詩に関して/詩

詩で、とおくへ行きたい。

音楽、スポーツ、学歴、年収がそうであったように、いつか詩も、特別の幻想となってしまうのか。させてしまうのか。

もしそうであっても、唯一やめないものとして詩は続いてゆくだろう。

本当にもうやめなけれならないその時まで。


特別の夢に醒めて、もがきつかまった流木のような詩の世界。

諦めるとき、その終わるとき、詩と特別の繋がりが断たれていく。

喧騒の跡地に舞う軽草は、父の母の、撫でる掌のように柔く、柔く降る夜だった。