リュウセンケイ

悲しい気持ちの朝に、CとOと2、はき出した分だけ沈んでいくからだ。背中に触れる、海底に鳴る音を知っているか。浮上するあぶくを見つめる。

イルカやクジラの視線を感じ、群生するものに身を潜める。お腹のあたりを小魚の尾ひれがかすめる。いのちの温かさだけが、こんな底の底でも見逃してはくれなかった。

俺は死にに来たのにな。俺は死にに来たのにな。おかしいな。おかしいな。

あぶくを追い越し浮き上がるからだ。水面から一番に飛び出したのは、指でも頭でもなかった。口だった。詩だった。