届かなかった、君はちいろにさへ

雨でも良かった

見知らぬ人の吐息と肌の温度

伝い合う距離

雲切れを探す

ボリュームを下げろと鋭い

最小の自由

この下には転がる、


伝え合うことから離れても離れても

どうしても、伝い合うことからは逃がれられない

心象、詩人に会いたい

なんと言うか


子ども傘がクルクルと回転する

お願いだ

いつまでもそれを回していてくれ

先週の痣が薄くなるころ、新たにこさえて

毎週毎週が毎日に

やがて全てがとうめいになるころ

回転は止み、持ち手も居なくなる

とうめいの、そこにあったんだ知らなかった

見えないから、思い出すことなかった涙のいろ

届かなかった、君はちいろにさへ