人間

このせかいで、「誰かの為に」と言うのは、あまりに難しい。けれど、「自分の為に」と言う時に生まれる外野の声なら引き受けていける。せかいの中で取るに足らない存在であること、即座に返答できないこと。そういったえいえんの苦しみから、何とか抜け出し…

街のひ、果てるひかりに

白い朝くゆらせる煙のいちまい向こう気怠げな表情がゆっくりと覚悟に目覚めていく形だけ真似たわたしのそれとは違う、呼吸があった起き上がってからの動作は速くひな鳥がパクパクと口を開いて鳴き続けるようにわたしはただ、呼吸し食べ、寝て排泄するだけの…

こえとギター展

20分間のライブパフォーマンスを無事に終えることが出来ました。ご覧下さった方、気にかけて下さっていた方、ありがとうございました。11作品を用意して行きました。会場の雰囲気、お客様の層などを見ながら受け取った自らの感覚を信じて、リーディングする…

B-REVIEW TEN / びーてん

B-REVIEW TEN、ありがとうございました。詩、コミュニケーション。まぶしい場所でした。まぶしく見えた。日ごろまばゆさとは遠いですから、まぶしいところにはいたけれど、現実感のない心地もしました。直接、間接問わず参加くださった方々、ほんとうに、あ…

ヒール

打ち出されたЛайка①「コミュニケーション」 - ②「宇宙遊泳」その、コロケーション平凡な暮らしを望む毎日、毎朝毎昼毎晩打ち上がる駅構内、片足だけのパンプス沈黙が語るもの僕らは打ち上がる幽霊魂の老齢「負け犬」は自称Wordsではなかったのか孤独にあぶ…

詩に関して/詩

詩で、とおくへ行きたい。音楽、スポーツ、学歴、年収がそうであったように、いつか詩も、特別の幻想となってしまうのか。させてしまうのか。もしそうであっても、唯一やめないものとして詩は続いてゆくだろう。本当にもうやめなけれならないその時まで。特…

リュウセンケイ

悲しい気持ちの朝に、CとOと2、はき出した分だけ沈んでいくからだ。背中に触れる、海底に鳴る音を知っているか。浮上するあぶくを見つめる。イルカやクジラの視線を感じ、群生するものに身を潜める。お腹のあたりを小魚の尾ひれがかすめる。いのちの温かさだ…

成住壊空

フェイスブックに居る人たちは、段々と誰も近況を語ってくれなくなった。今なら思う。今夜何を食べたのか、どこへ出かけたのか、どんな一日だったのか。聞きたいと思う。あれらは、奇跡だったのだ。もうかえらないもの。当たり前ではなかったもの。友だちは…

Tender

二つの道がある言い淀んだその後に惨めな川が生まれる流れるでも滞留するでもない軸のないカラダになってしまった軸のないカラダになってしまった例えなければ、それはただのあまりにもただのん苛々するナァなんやようわからん植物をブドウと思って口に入れ…

生きることについて

DoingとBeing。 僕らは、「〜するから生きていて良い」のではない。僕らは「ただその状態であるというだけで生きていて良い」のだ。 何となく、これを伝えていくのが詩人の仕事の一つではないかと思われる。 ひきこもっていた時、何も出来ない自分を責め続け…

良い詩について

良い詩について。 文字まで正確に思い出せなくても、ふとした時に思い出されるもの。それが自らにとっての良い詩です。 思い出されるものは、作者名、作品テーマ、印象深いフレーズの主旨。そして詩情、あるいは作品に触れた時の心やその動き方。 「かおり」…

勝ち負けの果て、その先

恐らく、他者評価に揺られないで、自らを信じて突き抜けられたらそれでいいんだ。俺が初めて挑んだ時、その時に読んだ詩は今振り返っても世界で一番いい詩だと思う。なのにどうだ。俺は負けという結果に揺られてしまったんだ。それだけが唯一俺の負けた理由…

てのひらに優しさが開かれる

おばあちゃんとバスを待っているただそれだけの詩ただそれだけの詩情麦わら帽子に見えない風が吹きつける海が割れる吹き抜ける風揺れないものが揺らす、なにか往路の刺激もいつか必ず復路(あんしん)へと向かう日焼け跡に影が射して浴びた陽の光のことはな…

コロコロころっとコロケーション

むかしから、「コロケーションであそぶこと」はよくしていました。コロケーションとは何か。簡単に言うのであれば、「言葉と言葉のよく使われる組み合わせ」みたいなものでしょうか。「空」が「青い」とか、「ご飯」が「美味しい」とか、「辞書」を「引く」…

コミュニケーションとポエトリー・リーディング

コミュニケーションにおいて、これまでの人生をかけて「どれだけ伝達性を高められるか」に注力し磨いて来た。一方、こと詩となると、意味の伝わらない難解な、あるいはギリギリ意味は通るがルールにとらわれない言葉というものに一定の高い支持があるのでは…

「臭い」と書けば身に迫るもの。文学。

言語化できない負の感情と折り合いをつけたり、時に爆発をしたりしなければ、今日までとても生きて来られなかった。一側面として、その手段でもある俺の詩は、美しいものではない。ある種の醜さに近いだろう。しかし、仮に生きることが汗をかくことであり、…

詩人が書く、ふつうの詩の話

アマチュアのコスプレイヤーに撮影担当や衣装担当がいるように、アマチュアの歌手に作曲担当がいる。これらは全て、担当側が「是非やりたい」という場合についてである。「アマチュアの~に~担当がいる」ということについて考えている。例えば、金を稼がな…

だれかは、「しんだら星になる」と言う。それなら、その星をたとえ屑ひとつだって残さずに喰べたいや。でも、誰ひとり喰べもしないじゃないか。自分だって。

自分が人を変えられないことも、助けられないことも知っているけれど、それでも、亡くなった命には立ち尽くす。心は、向かう先や置き場を欲しがるから、我々はそのベクトルを何に向ければいいのかと考え始める。内に向ければ自らを責めるし、外側に向ければ…

破裂したい詩に詩に詩に

ツイッターに「詩が破裂しそう」と書いた。嘘。投稿する前に思った。(破裂しそうならそれはもう破裂してんだろうが。ならそれを詩にしろよ!)と思われて立ち止まった。そしてこの詩だ。この詩はどこへゆくのか。何になるのか。これが詩ではないと言う人が…

届かなかった、君はちいろにさへ

雨でも良かった見知らぬ人の吐息と肌の温度伝い合う距離雲切れを探すボリュームを下げろと鋭い最小の自由この下には転がる、伝え合うことから離れても離れてもどうしても、伝い合うことからは逃がれられない心象、詩人に会いたいなんと言うか子ども傘がクル…

あてがうしかなかった季節に

本望不運後悔ほんもうふうんこうかいどの言葉をあてがうのかどちらにせよ、決して掴めないもの怒りでもなく悲しみでもなく唯一寂しさだけが許された春待つ種子と守る皮膜の降り積もる雪の柔らかさを喜んだのは初めだけ硬質の動かせない重しにも音はなくとも…

夏クイ

夕暮れどき夏日中傷んだ肌を撫でる風が揺らすもの浮かぶ顔ひとつその後に不在の事実が流れるから、一生の友だちだ大粒の雨が朝と夜もない軒先を叩いてあれは雨宿りだったのか約束だったのか人のため真夜中の山道を走って支えられた背中を伝う、夏以外その温…

メモ、詩の道は明らかだ

僕が誤っていた事。求道と、有名になったり売れたりする事は違うという、そんな明らかな違いを一緒にとらえていた事だ。 少しでも良い人間になりたい、よりよく生きたい。そんな想いは超エゴで、他人には知ったことではないのだ。そこに人様を巻き込みたいな…

どうしようもなさ

どうしようもなく溢れ出て来るもの、逆に言えば、何故か出て来ない時だってあるもの。そういうものが私の詩だから、どうしようもなく出て来た時には、それをそのまま混じり気なしで放ちたい。きっとそんなものが有名になったり、それによりお金持ちになると…

ことばは

電車を乗り過ごしてご飯を食べ損なうとか、ファンデーションを落として割ってしまうとか、そういう誰にも何にも言えない、どこへもゆけない悲しみと一緒に居るときがある。そんな悲しみ、どこにでもあって誰だって感じたことがあるんなら、俺たちはもっと本…

表面で人を想い、裏面で人を切り裂く

立派なことを言っていても書いていても、結局私生活では人を傷つけているのだから、それらは価値のないものではないのか。そう問われた時に答えられるものがない。その通りなのかも知れない。詩は、詩を書くという行為は、詩人は、聖人であるべきか。それで…

し、せかい、し

世界が明るくなって来たほんとうに、世界が明るくなって来た暗いから少し明るいところに逃げて来たのにここも明るくなって来たから何だかムズムズとして言葉に出来ずそれでも、何となくもう居る場所ではないのかなと思わされたでも、ここを出て行くとこある…

仕事と詩

制度の狭間。例えば、エアコンのフィルターは誰にも洗えないし、不要物であふれた家の中は誰も掃除することが出来ません。法律や契約に則って動く立場の方々では出来ないという意味です。他に考えることは、言葉の表面性の行き来だけで誤解が生まれる世界だ…

春にも夏にもどの季節にも、朝にも夜にも死ぬ生き物。それでも、どうしようもなく生きる為の生き物。

すべて捨てて、すべて止めて、もう消えてしまおうという思考にとりつかれて、そのまま真冬に濡れ手かざすような気持ちで居たくなる時がある。私はそれを「小さな自殺」と呼んでいる。自殺と聞くとダメなことと反射的に声が出そうだ。それでも現実には、これ…

燃焼円錐でKissをした

全ての食器から水気が失われて珈琲の香りも置き去りに飼い猫の鳴き声、反響普段より耳に届いた気がしたあれは確か三十分ほど前それから幾らか立ち尽くして家を出た髭剃りに失敗した箇所に掌を押し付けては確認をするその度いつまでも濃い血が見つめて来るい…