詩:(なぁ)今ちょっと諦める(からあんたよろしく)

頭突きで割った教室の窓逃げ出したバッタ追って窓の外投げた椅子張り倒した友疑惑誰かのズルさが新品のパーカーを汚して流石に根に持ってなんかいないんだろう?立ち回った「いじめっ子」と呼ぶには足りないもっと陰湿な醜さを相殺なんかさせねぇぞ一生「な…

未区分:白縁

被虐者の中には世界に復讐する者も出るだろうましてや幼ければ、自制もきかぬだろう自己愛の追求は一見して安易な自己救済その実地獄気がつき立ち止まったら贖罪の日々を誤りのない大人は居ないから、今からでも向き合えばいいのに逃げれば逃げるほど重くな…

散文:もう仏像ではなくなってしまう

これ以上削ったら、もう仏像ではなく木片になってしまう。大木から切り出して来て仏像を作ることが表現なら、一般の人にそれが仏像(芸術)であると認識してもらうことが可能・不可能の境界線まで考えて考えて手を加え、認識可能な範囲でのそれが芸術表現な…

散文:派手さのない尊い

生まれて来て、ただそこに居るだけで尊いという価値伝達の失敗だ。普通ではないから、はき違えたままの特別を目指した。世界というステージ上の舞台装置を利用すれば、それを装うのは容易かった。しかし本当は、普通にも特別にも届かなかったお互いを認め合…

詩:綺麗な円

走って走って走って走って走って走った息が、出来ない斜面の角度も積雪量も無関係だった着の身着のまま飛び出して来たから、眼前の光景と外見との差は気にならなかったと言うより、本当は遮二無二ただ登るだけだった噴き出す汗、涙や鼻水の垂れる温かさを感…

詩:期外収縮

‪ありふれた暴力とふり分けて‬ありふれた私と紛れ込ませてそれはすぐ、この街に見えなくなって探し出すのに、随分と苦労することになるわたしが、わたしを取り戻す為には、この世界は広大で、そしてわたしは微か、ということにしてしまった詩が文脈の芸術で…

詩:Winkers

売れたBandorchestraを従えて売れたpoet手当たり次第あい掛けして売れたBand足し算の音楽Behindなら、忘れた売れたPoet掛け算の言葉いつか仏像を彫るように紡いだそれなら、忘れたCharm Pointの毒牙を抜かれて国営放送で笑う彼を見かけて(愛玩動物への転生…

詩:鯨

汚染された水が溢れて、行き場を失って低いところへ流れていくというよりは落ちて、いく金持ちが自家用ジェットでやって来て、汚染問題を解決してプロペラで各地にまき散らされた毒水を散歩中の飼い犬が舐めてしまって、少年は涙するしかなかったそれは下る…

日記:タイトル書けるんだから大丈夫なんだろ

人が居る世界で生きるのは疲れる。そういう自分も人間だから、きっと、誰か一人のことは必ず疲れさせていると思う。基本的に鏡を使わなければ自分の顔は自分で見れないから、僕が見るのは人の顔である。人の顔は鏡だなと思う。一億枚以上の鏡。気がついた初…

日記:誠実さ、切実さの伝わる書き様、生き様

‪例えば、人様の芸術作品の中で「母に感謝」とか「おじいちゃんになんちゃら」とか、いわゆる家族愛をうたったものに対して、私は感情移入が出来ない。もっと言えば、その時の状態によっては嫌悪感すら抱いてしまうことがある。しかしこれは、私の個人的な事…

詩:その夜に

本件について、語るべき言葉はありません語れることもありません嘘だ言葉は余りにも多義的で、背景要因を網羅するものではないからだとか何とか言って、口をふさぐのを否定しないとか何とか言って、口を塞ぎたくないと感じる心があれば語ればいいだけだ間違…

日記:5/29

‪一個人が、何度挫折しても再起してより良く生きることを目指すことは、尊いことだ。他人からすれば、一個人の挫折も再起もどうでもいいことかも知れない。‬‪それでもたった一人でも抜け出して本来の力を取り戻せたなら、次にはより良い世界をつくる為に動け…

詩:「と」を開いて、「透明」を見つけて、線を、引いて

‪日が暮れていく‬‪優しく、疲れていく‬‪午前中の挨拶と笑顔にも、徐々に影が差し、暮れていく‬ガードレール裏、誰かが隠すように置き去りにした、飲みさしデザートジュースプラスチック製の顔で汗をかき泣いているから、この街はもう何百回も通り過ぎていく…

詩:詩人のひとさし

爆撃地までの距離はこの際どうでもいい着弾したミサイルは各地を生焼けにも出来ないから、声明は蜂の巣を叩いたように溢れ出したミツバチは、もっと攻撃して自己防衛した方が良いのではと思うほどの生態をしていた花が好きな可憐をしているそれでも草花が炭…

ナニカ:バンド / クヮン・アイ・ユウ

何ものも我を変えることなしこちらからせかいに対して何も変えようとしないから、せかい側からもこちらを何一つ変えようとしないでくれ‪そうして閉じこもった部屋にて外界の音がするやわらかく、あたたかなひかりの音例えば鳥の鳴き声、陽の光‪けれど外では…

日記:それでどうするというのか

確か24、5歳のときに名前をもらった。それは「心理的虐待」と言うらしい。テレビや漫画で見ていた虐待、それは殴られる脅されるなどぱっと見でわかりやすいものだった。自分はその歳まで、それを一体どんな名前で呼べばいいのだろうと考えながら持て余し…

詩:ぴかぴかのアクタ / クヮン・アイ・ユウ

男性用便器は二つあってそのうちの一つの排水口に蛾がひっくり返っていてぴかぴかやたらと綺麗な陶器製のそれにも世界にも腹が立って、気がつくと運び出していた窓一つないその部屋にそいつはどうやって入ってそれから、どうやって出て行くというのだろうト…

詩:追憶より速く / クヮン・アイ・ユウ

今夏いちばんの波に向かって走ってゆく人々を見送った‪日焼けに弱いからだに腹を立てながら、ポーチにて二の腕に爪を立てた‪皮膚が血を噴き出して、「ごめんなさい、ごめんなさい」と言っているようだった ‪ハンガーに草臥れる宇宙服に着替えて出かける‪夢も…

詩:煤ロンド

文字数の多い月曜日原稿用紙いっぱいに敷き詰められた収まり切らない人間が、すし詰めの車両に等しく酸素を薄くする書き切れない感情が最後のマス目を超過するはみ出し者の言葉が私を私たらしめるから、私たちはもっと饒舌になったって良かった改行も段落も…

いつかの『あのころにもどりそうになる』になる、その夕べ

昨夜は人生で初めての体験をした。30代を超えてふと振り返る。最近何か新しい体験をしただろうか。そんな中、今回は非常に貴重な機会をいただいた。4月24日火曜日の朝8時、遠足へ向かう小学生の集団に揉みくちゃにされながらこれを書いている。子どもたちは…

詩:なないろ

不法投棄は世界の一番暗いところで行われる一番優しい人はいつもボロボロで、その山の陰で今日も困ったように笑っているまた誰かが棄てに来た作業中指を切った人に手当を申し出たら爪先で蹴飛ばされたぶつかったせいで幾つかの瓦礫がゴロゴロと転がり落ちる…

詩:困窮は鳴かない

困窮は鳴かない都会の路地裏、暖をとりたくて、自動販売機と壁の隙間で静かに息絶える困窮は鳴かない階段の踊り場、不自然に立っている人に尋ねると、昼食抜きを誤魔化す為に踊っていると言った「そうか、踊り場だもんね。」と辛うじて笑い合って、何かを一…

日記:君はどうしてやめないのか / クヮン・アイ・ユウ

今夜は珍しくパソコンで文章を書いています。いつもスマホだから。 皆様こんばんは。クヮン・アイ・ユウです。僕は15歳から詩を書いている者です。 どうして改めてこんなことを書くのか。それは、出来るだけこの文章が遠くに飛んで行った時のことを考えて…

遺書には詩を

俺は馬鹿だった俺がこの社会に嫌気が差して、ぶつける先のない感情に苦しんであれこれ過食するなら、詩を書けば良かった 詩を書けば良かった俺が自ら命を縮めるくらいなら、詩を書けば良かった命を縮める行為は誰にも見えないから、これで死んだら無駄死にじ…

ヒーロー

許しても許しても際限ない許される時は一瞬で、そしていとも容易く、また、忘れて、しまってわたしを許すことはこれ程許しても許しても許しても許しても許しても許しても許せないわたしを、次から次にわたしたちは見つけて人に許されて人を許して許されて許…

向かっている

‪出勤直前、黙ってこちらを見つめる飼い犬を抱きしめる時間もないと言い訳した‬「もう時間だから!」そう荒々しく言い放った見上げる我が子の瞳恋人を、家族に冷たくしたその時の表情私たちは、兎にも角にも忙しい日々、毎時毎秒、次の予定があった出かけな…

生を偸む

生を偸む1998年今から大体20年くらい前当時の日本はどんな時代だっけなえーわかんないからウィキペディアで調べてみた年間自殺者数が3万人を超えたらしいちなみにこれは前年より8000人も増えたらしいCD生産枚数は約4億5717万枚で国内史上最高、CDバブル絶頂…

余光を啜る

家で語るのをやめて学校で語るのをやめて職場で、友人と、恋人と、語るのをやめてついには自分と語り出すカーテンの隙間から射す光に腹を立てる目張りするテープも切れた時計の電池も切れた退路も途絶えた伝達への期待もとうに事切れた誰かを置き去りにどこ…

わたし

自らの内から出る言葉が他者にかからないようにマスクをして外から来る言葉が体内に入らないようにマスクをして内在する言葉や外界をまるごと細菌と見なしてそれでも語られてしまう情報に蓋をしたくて目を潰した髪を抜いて、ほくろを取って、声帯を、聴覚を…

日記20190326

大してありもしないのに、毎回給料支給日の通帳残高の数字を見て安心したり、夢を見るのは懲り懲りだ数日もすれば支払いで安心も夢もほとんどなくなって、残るのは不安と現実バリエーション豊かなカラフルな生活は、二種類の着古した衣服を交互に着ることし…